Smart science to improve lives™

代替ワクチンアジュバントの開発協力 | デンマーク政府の生命科学研究機関である国立血清研究所(Statens Serum Institute:SSI)と戦略的協力関係を結ぶ

2021年、当社はデンマーク政府の生命科学研究機関である国立血清研究所(Statens Serum Institute:SSI)と戦略的協力関係を結びました。
新型コロナワクチンを受けている男性
この協力により、従来のアルミニウムベースのアジュバントに代わる代替品の試験を加速させることができ、有効なワクチンが今のところ存在しない病気に対するワクチンはもちろん、様々な疾病に対するより効果的なワクチンの開発に新たな好機をもたらすことになります。この協力には2つの新しいアジュバントの製造と商品化も含まれており、いずれも臨床開発中です。各研究から一方のアジュバントは抗体・T細胞応答を誘導し、すでに癌の免疫療法試験の範囲で使用されており、もう一方はCD8+およびT細胞の産生を促すなど、いずれも強い免疫反応を誘導することが明らかになっています。この契約に2021年の米国および英国における製造拠点への大規模投資も伴って当社の能力や生産量は今後増加し、世界保健機構(WHO)のワクチンパイプライン開発を支えることになります。当社はこれにより、WHOの優先パイプラインリストに収録されたワクチンの少なくとも25%について開発と市販化をサポートし、成功させるという目標に、一歩近づくことができました。