Smart science to improve lives™
持続可能な調達のためのヤシの木ページ

発注と持続可能な調達

天然資源の利用は、社会的もしくは環境的なマイナス影響を伴わないことを保証する責任と、プラスの変化を支持してこれに貢献する好機をもたらします。これは自社のサプライチェーンに対する詳しい知識とその中にいる全ての当事者との協力、そして完全な透明性とトレーサビリティによってのみ可能です。これがSDG17「パートナーシップで目標を達成しよう」の核心であり、サプライチェーン内での効果的な協力により、一層プラスの効果がもたらされることになるのです。

当社には責任のある取引を常に誠実かつ清廉に行うという重要な役割があります。ゆえに当社が取引する組織や当社サプライヤーとその代表者には、この責任を共有し、当社の価値と基準に従うよう徹底して頂きたいと考えています。原材料の調達からお客様への安全な製品のお届けに至るまで、当社は該当する全ての法律や登録を満たし、あらゆる段階で責任ある管理に取り組みます。

クロップケア事業

サプライヤーの取り組みと監視

当社は世界で最も信頼されている企業の持続可能性評価会社、EcoVadisと提携しています。環境、労働と人権、倫理、持続可能な調達の4つの領域にわたって、同社の全般的なスコアカードやベンチマーク、パフォーマンス改善ツールを利用しています。

当社は自社のサプライヤーに対する活動と並行して、サプライヤーとその原材料に対する持続可能性の実績を確認するため、第三者の認証を求めます。これには国際持続可能性カーボン認証 (ISCC)や持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)、USDAのBioPreferred®*、生物原料の流通に関する倫理組合(UEBT)、持続可能なヒマシ油協会(SuCCESS)などがあります。* USDAのBioPreferred®は米国農務省の登録商標です。

責任ある倫理的な商取引へのコミットメントの一環として、当社はサプライヤー行動規範を策定しました。これは当社の持続可能性へのコミットメントと、サプライヤーが当社とのビジネスにおける重要な原則を概説するものです。この行動規範は次の内容を網羅します:

 
アグロフォレストリー

クローダのアプローチ

当社のコミットメント(Commitment)の基盤となるのはSDGsです。SDGsの169のターゲットのうち23ターゲットが当社の戦略の原動力となります。

基本事項 サプライヤーとのパートナーシップと持続可能な調達

クローダの企業倫理

責任ある倫理的な行動は、クローダの事業活動の基本です。私たちのパーパス(存在目的)を通じて、環境と社会にポジティブな変化をもたらすことを目指しています。

持続可能性 法的要件 利益相反 人権
衛生と安全 環境マネジメント 贈収賄や汚職 紛争鉱物
動物福祉 機密保持 品質
 

サプライヤーの行動規範

持続可能なパーム誘導体

当社のお客様やサプライヤー、仲間の皆さんは持続可能なパーム誘導体のサポートにおける当社のリーダーシップを認めています。2020年を終えた段階で当社のパーム誘導体量はその85%以上がRSPO認証を受けており、同認証を全て受けた資材サプライチェーンへの転換は完了しつつあります。これはRSPO認定を受けた製造拠点13か所へ供給するサプライヤー100社と300種類以上の原材料を網羅するものです。この転換は当社のパーソナルケア事業が牽引しましたが、85%達成率というのは全業界に向けた全ての成分完成品に及んでいます。

当社は責任ある調達を推進する共同イニシアチブ、持続可能な派生物のための行動(Action for Sustainable Derivatives:ASD)の設立メンバーです。このイニシアチブはパーム誘導体産業の「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ(No Deforestation, No Peat, No Exploitation:NDPE)」の遵守に向けたパーム誘導体産業の転換を加速させています。当社はコンサルタント会社Transitionsと協力してサプライヤーの調査を実施し、遵守を徹底させています。

パーム油の当社サプライチェーン

2020年のサプライチェーンマッピングでは、パーム系原料の総量の96.8%をカバーし、サプライヤーはパーム系原料量で99.31%相当に当たる上流透明性調査に応じました。サプライチェーンの透明性は以下について達成しております:

  • 精製所については総量の94%
  • 搾油所については総量の90%
  • プランテーションについては総量の27%

追跡可能な量のうち98%以上はインドネシア(46%)、マレーシア(51%)、タイ(1.2%)由来で、1,025か所の搾油所があり、追跡可能量の90%を占めています。

マッピングにより地方レベル、および製油所の集散地レベルで環境リスクを特定し測定する地理的リスクアセスメントが可能です。Global Forest Watch Proというツールにより現在行われているこうしたアセスメントにより、潜在的にリスクが高い地域から調達する当社サプライヤーの減少が証明されています。

また当社は2030年までにバイオベースの有機原材料の使用をヨーロッパの化学産業が掲げる25%目標の3倍である75%に到達させるための取り組みを行っています。

バイオベースの製品への移行を加速させるため、革新的で持続可能なソリューションを見いだすべく当社はサプライヤーや技術プロバイダーとの協力には非常に前向きです。

こうしたソリューションには以下のようなものが考えられます:

  • 大量の石油化学材料に代わるバイオベースの代替品
  • 大気から取り込んだCO2から作られ構成成分に転換する新しい原材料
  • 廃棄物フローからリサイクルまたは再生する材料

こうしたタイプの原材料を探ることは当社のコミットメントにとって、また「Climate Positive(気候に対しプラスの影響を与える)」にとっても不可欠です。サプライヤーや技術プロバイダーの方々でお力添えを頂けるという場合は、以下にご連絡ください。

持続可能なヤシ油に関する声明

ヤシ産業における声明

雲と森

クローダのコミットメント

クローダのコミットメントは、2030年までに気候、土地、人々にポジティブであることです。

ベリタス熱帯雨林

持続可能性

持続可能性は当社ビジネスのあらゆる分野に及び、お客様に付加価値をもたらす上で極めて重要な点です。

風力タービン空撮

クローダの戦略

クローダは、成長、革新、持続可能性に重点を置いています。私たちの企業戦略と各部門の優先事項は、私たちの目的と明確にリンクしており、私たちのビジネスモデルによって実現され、私たちの従業員によって支えられています。